2022.03.01 Live from story of Suite #19 終了  =TAKESHI=

約2年ぶりのライブ、Live from story of Suite #19が終了しました。
集まってくれたみんな、ありがとう!

まだまだ難しい時期だけど、そんな中に来てくれたみんなに、とても感謝しています。
それぞれ色々な立場、考えがあって、来ることが難しいと感じていた人もいたと思います。
そんな中でも来てくれた人を満足させる事が出来ていたら嬉しいです。

また来ることを断念した人にも。
それは理解できる判断だし、それはそれで別の勇気が必要なことだったと思います。
この2年の間には、今回来なかった人にも多くの力をもらえていたと思っています。
ありがとう。

この2年あまりはバンドマンとして生きてきた自分のスタイル、アイデンティティが否定されてしまう時間でした。
もちろん、それは理解できる話で、誰かの所為にできるような話ではなかったので仕方がないのです。

そんな中、今に対する自分なりの答えとしてアルバム『story of Suite #19』を作りました。
その楽曲たちを、今この時にライブで表現するという、自分の中の究極のチャレンジがこのツアー。
自分の今までのスタイルではなく、それでいて変わらず自分らしい音、ライブ、AA=としての変わらぬ”歪音”。
なんとか、そんな物の片鱗を見せられたのではないかな?と思っています。

まだまだ難しい時間は続いているのだけれど、それは自分だけに起きている事でもないので、
困難を抱えている中でオレの音楽を聴いてくれている人たちに対し、恥ずかしくない音を鳴らし続けなくては。

今回のライブで行った名古屋と大阪のライブハウス、ELLとバナナホール。
予定通りであれば、2年前に#6のツアーの続きとしてブッキングされていたライブハウスでした。
2年あまりの間、スケジュールを変更し続けてくれたライブハウスは大変だったと思います。
2年かかったけれど、実現できて本当に嬉しかった。
ライブハウスのみなさん、ありがとうございました。
今回ツアーで行った、どのライブハウスも感染対策をしっかりしてくれていて、安全な環境でライブができたと思います。

ファイナルのリキッドルームでは、MV『the short film Suite #19』を作ってくれたPAZU監督と共に、
story of suite #19の世界を映像的にも表現しました。
PAZU、そしてイラストを提供してくれたshichigoro-shingoさん、ありがとうございました。
story of Suite #19の世界とDISTORT YOUR HOMEでの新たな楽曲の解釈とを合わせた、
2022年のAA=の姿が、このライブのコンセプトでした。
気に入ってもらえたかな?

ファイナルでは予定していなかった曲Peace!!!を演りました。
ウクライナで起きたことに対してです。
世界は暴力を容認しないという意思を、一人一人が表していくことが今はとても重要だと思っています。
この曲を演る事で世界が変わる訳では無く、無力ではあるんだけど、
それでも小さな一人一人が声を上げる事が必要だと考えているんだ。

プーチンの行為を認めてはいけない。
独裁者の横暴を許してはいけない。
プーチンの言う事は何ひとつ信用してはいけない。
今、聞こえてくるロシア寄りの情報、意見は、全てプーチンの息がかかっていると疑うべき。
それはNATOの功罪とは別の話だ。
核兵器使用も、ただの脅しではなくリアリティのある話だと思ってる。
プーチンの気分ひとつで、それは行われる状態にあるから。
プーチンはメチャクチャ危険だと再認識する必要がある、とオレは思う。

国際社会はウクライナの人々と、ロシア国内でプーチンを否定している人たちを助けなくてはならない。
それには、ひとりひとりが平和を求め暴力を否定する意思を表す必要があると考えています。
ウクライナに平和を。

春はすぐそこまで来ているかもしれない。
ウイルスの冬が過ぎ去った後に、人間による冬が来てしまう事は絶対に避けなくてはいけないよね。