2013.08.24 WARWARWARリリックPV公開  =TAKESHI=

新曲WARWARWARのリリックPVが公開になりました!
今回はどうしてもリリックPVを作りたかったんです。

自分で言っちゃいますが、なかなか面白いですねー。
続き、気になりますよね。
各音楽チャンネル、番組等ではフルバージョンが流れると思います。

今回のPVの監督はAAのライブDVDやリハーサル映像を撮ってくれた出口晶崇さんです。

出口さんとも15年以上の付き合いになる良く知る仲間。
PVを作るのは初めてだったけど、僕の事をよく分かってる人なので、
とてもスムーズに制作出来ました。

実は出口さん、カメオ出演?もしています(笑)

そして僕らはこのPVに一つメッセージを込めています。
この世界から争いが少しでも減りますように。

10月には久しぶりのライブも決まり、忙しくなって来ました。
10/24代官山UNITは楽しい事も考えてるので、皆で思いっきり楽しみましょう!

2013.08.18 映画「新しい神様」を観た  =TAKESHI=

AA=が挿入歌、エンディングテーマで使われている現在公開中の映画
「タリウム少女の毒殺日記」の土屋豊監督が1999年に製作した作品
「新しい神様」を観た。

右翼思想を持つ若い女の人の生活を中心に撮影し、彼女の独白形式で展開する
ドキュメント映画。

僕はこの映画の主役の雨宮処凛さんに対し、反貧困運動のどちらかと言うと
左翼的なイメージを持っていたけど、以前は違ったんですね。
しかもバンドでボーカルをやっていたとは知らなかった。

民族派バンドとしての活動やバンドメンバーと街宣活動をしたり、
または北朝鮮で暮らす元赤軍派よど号グループに会いに行くなど、
特殊な世界を描いているんだけど・・・何故か青春映画の様な後味が残る。

いやこれは青春映画だ!と思う。
でも、青春ドキュメンタリー映画と言われると・・・それも違うな。
不思議な映画。

土屋豊ワールドはやはり面白い。

2013.08.01 タリウム少女の毒殺日記  =TAKESHI=

物語なんてないよ、プログラムしかないんだよ。
これは「タリウム少女の毒殺日記」という映画からの言葉。

この映画にAA=の曲、2010DIGItoTALism、meVIR、が挿入歌として、
そしてDREAMERがエンディングテーマとして使われています。

それらの曲は映画の中で、とても重要な意味をもって使われていたので感激しました。
監督の土屋豊さんから直々に連絡をいただき、今回の話になったのだけど、
監督がAAの音を好きでとても理解してくれているのが分かって嬉しかったです。

この映画は実際に起こった事件をモチーフに作られた映画。
なので実際の事件とは別の物語。
そこには人の持つ不可解なモノが見え隠れします。

あらゆる生き物(母親さえも)を観察、実験するという行動から、自らをもその対象に
おく視線まで飛躍していく主人公。
生き物は全てプログラムの支配下にあって、その中から抜け出る事は出来ない事を示す。
人生とは?科学とは?神とは何か?
まさにそこには物語はなく、プログラムしか無い世界が広がっていたのだと思う。
その末に、彼女の出す答えはとてもユニークだ。

この映画においてそれはハッキリと答えとして出るワケでは無く、その解釈はそれぞれに
任せられる。(彼女の中には明確にあるのだが、それを僕らが知ることは出来ない)
光と代弁されるその答えは、それぞれの個人によってまるで違うもになるのだろう。

僕は、多くの人が望み理解できるような答えと呼べるような形は、本当は何でもない
モノなのかもと思っている。
実は誰にも理解はされないが、自分はそれを選び得られたモノこそ答えと呼べるモノなのでは?
その不可解なモノが人生における答えなのかもしれない。

タリウム少女はその答えを得た人のように見えました。

そしてこの映画のもう一つの特徴、フィクションである少女の話とリアルな人達の
インタビューが交差して進んで行く所。
でもリアルな世界の方がフィクションである様に見えてくる。
これは狙いなのかどうかは分からないけど、現実はそうとう不可解なのだろう。

この映画はインディーズ映画で、配給宣伝費をクラウドファンディングで集めた作品との事
なんだけど、それだけ土屋監督に対するファンの期待度が高いという事ですね。
素晴らしいです。

各国の映画祭に出品し賛否両論、たくさんの論議を呼んでいる問題作という事。
うん、その通り。
これは問題作です。
個人的にも、これちょっとキツイな〜ってシーンもあったので、万人にオススメは
しません。
でも、この映画には他ではあまり見られない、特別な感覚が味わえる事は確か。
カルトな映画(と言ったら失礼かな・・・)好きな人にはかなりお勧めです。
とても挑戦的で情熱に溢れた、問題を怖れない作品です。
そして意外と爽やか!です。

土屋監督、すごいです。