2021.11.29 Suite #19 MV  =TAKESHI=

新しいアルバムstory of Suite #19を作りました。
AA=として初めての、ナンバリングされていない特殊なアルバムです。
内容についてはいくつかインタビューで話をさせてもらったり、分析してもらえたりしているのでチェックしてもらえたら。
追い追いここでも話をするかも。

その新しいアルバムに先がけ、配信ライブの映像作品 DISTORT YOUR HOMEに付属させた『Suite #19』のMVを制作しました。
新しいアルバムはこの音源を元に作られたので、アルバムの原点的な作品です。

音楽家、バンドマンとして、難しい時期に作った自分なりのひとつの答えで、AA=としての立ち位置を再確認できた楽曲でした。
でも、初めての試みも多く、色々と不明な事も多かったので、作品としても少し難解なところがある作品だったと思っています。
限定版の映像作品への付属品として発表したのも、そういった実験的な意味合いがいつも以上に濃かったからで、
AA=でありAA=ではない、AA≠のようなイメージでした。
でも、これを作ったことにより見えてきて、新しいアルバムを作ることができたんだよね。

そんな流れで新しいアルバムとは別に、Suite #19の発展形として作りたかったのが、今回公開したSuite #19のMVです。

このMVにはお馴染みのshichigoro-shingoさんのイラストをたくさん使わせてもらいました。
実はこの音源自体がシチゴロさんからの影響というか、発想の起点になっていたんです。

シチゴロさんの個展を観に行った時、彼の作品群を楽しんだのはもちろん、この絵達の映像作品があれば良いのにと思ったのでした。
そんな思いが記憶のどこかにある中、Suite# 19のアイデアである物語の様な音を作ろうと思った時、
頭に浮かんできたのがシチゴロさんの描く人物たちでした。
シチゴロ作品のキャラクター達の姿が頭に浮かび、そのイメージと共に音を作っていたので頭の中には最初から彼らの姿があったのです。

そんな訳で、このSuite #19のMVは、自分の頭に浮かんだSuite #19の世界を映像化した様な作品なので、これこそが完成形とも言えるのかも。

そしてアルバムstory of Suite #19の制作と、このMVの制作を同時に行っていたので、
このアルバムも自分の中ではシチゴロキャラクターの影響を強く受けた作品でもあります。

最後に、このMVの共同監督として協力してくれたのは Such a beautiful plastic world!!! のMVで監督をしてくれたPAZU(川橋勇気)くん。
PAZUくん、シチゴロさんと共に作り上げたこの作品は特別な物になりました。
2人にとても感謝しています。