2014.06.09 椎名林檎さんアルバムに参加しました  =TAKESHI=

僕がアレンジャーとして参加した椎名林檎さんのセルフカバーアルバム「逆輸入〜港湾局〜」が発売になりました。

彼女からのリクエストは「アルバムの中で1番うるさい曲にしたい」だったので、思い切りやらせて頂きました。笑
はい、うるさいです。

彼女に対するイメージで、歪み(ディストーションの意味)が合いそうだと思っていたので、その方向でアレンジしました。
そして椎名林檎はいくら歪ませても椎名林檎でしたね。
素晴らしい。

彼女と初めて会ったのは、1999年のライジングサン。
まだ彼女は10代だった様です。

ライブを終えてステージから降りた時に若い女の子が走りよって来て「良かったです!」的な事を言ってくれたんですが、
無邪気な若い女の子だったので、スタッフの子かな?イベント関係者の子かな?位に思い、「どうもー!」程度で通り過ぎたんだけど、、、。
その女の子が椎名林檎さんでした。
椎名林檎のパブリックなイメージよりも無邪気な少女な感じだったので気づかなかったんです。

でも、その後に観たステージでの彼女は圧倒的で、無邪気な少女からアーティスト椎名林檎に変身していました。
ピアノを弾いて歌う彼女と斎藤ネコさんのバイオリンのみの演奏。
それは本当に素晴らしく、今でもその空気を覚えています。

そんな時から15年が経ち、彼女の新しいアルバムに参加して、一緒に音を作る事が出来たのは素晴らしい体験でした。

まだ聴いてない人は、上田剛士アレンジの”渦中の男”をぜひ聴いてみてください。