2012.06.25 0622原発反対官邸前デモ  =TAKESHI=

金曜日、官邸前で大飯原発再稼働反対のデモがありました。
毎週金曜日に行われているこのデモは、回数を重ねるごとに人数が増え、
今回は主催者発表約45.000人(警察庁発表約15.000人)との事。

僕もその中の1人でした。

その中にいると、それが1万なのか4万なのかは全く分りませんが、
沢山の人が集まっていた事は確かです。

大飯原発再稼働反対が主な訴えですが、僕はもう少し広く脱原発依存
と言う気持ちの人も沢山いたのではと思います。

僕もそんな立ち位置です。

野田首相の原発再起動会見では原発停止に伴うリスクについてハッキリと
示していたのでしょうか。
野田首相は「国民の生活を守る」という曖昧な表現のみで表し、どのデータを
元に検証し、政府がこの再稼働を決めたのかは示して無いのでは?と思います。
少なくても僕には分りませんでした。

首相官邸のHPによると、原発の「安全性」については掲載していますが、
「必要性」の部分に細かなデータはありません。
何故15〜20%ほど足りなくなるのか?の部分は無いんですね。
(もちろん僕にそれを示されても完璧には分りませんが、この足りないという事
自体を信じない人もいるし、示すべき事柄だと思います)

そして停止において一番懸念する所。
停電によってすぐに命の危険にさらされる方々の事。
それについても枝野さんの会見の抜粋でサラッと述べてるだけ。

電気が足りない事で何が起きて、それによりどの人達が犠牲になるのか。
(もちろん停電において、病院や障害を持つ人、さらには中小企業の人達、
日本経済と言う事でしょうが)
僕らが判断出来る判断の元が無いんです。

つまり野田さんは「とりあえず政府を信じろ」と言う姿勢。
そして「イヤ、それはムリ!」って人が15000〜45000人集まったって感じています。

原発を停止する事によって『本当に』人が亡くなる様な事が『避けられずに』起きるのであれば、
デモに集まった人達で「人が死んでも即停止だ!」と言い切る人は無いと思います。
『本当に』それが事実であれば政府は全力でそれを訴えて説明する必要があります。
それが必要で、代替え案は無く、手の施しようが無い事態である事を示す必要がある。
全ての根拠になるデータを公に公表して。
そして、この夏が来る前にそれを回避する手を打てなかった責任が政府に無いのか?を
検証する必要も。

もちろん政府は努力し一所懸命にやってはいるでしょう。(でないと困ります)
それでも日本国の主権は「国民」にあって「政府」は国民の代表者の集まりでしかないのだから、
「国民」には知る権利があると考えます。

それを怠る政府に「信じろ」と言われても、それはムリな相談なのです。

ちなみに僕が考える原発の是非の意見の分れる部分。
(僕が知ってる程度なのでこれだけでは無いでしょうけど)

<推進するべき>

化石燃料による発電はCO2排出(地球温暖化)と言う大きな問題がある。
化石燃料の値上がり(考えられる危機としてのホルムズ海峡問題含め)により
日本経済が大きく左右される。
それにより日本の弱体化が進む。
電力が足りない事により病院、障害のある方、その他甚大な被害を受ける人がいる。
自家発電能力や電気料金の優遇措置を受けられる大企業よりも、中小企業等、
弱者が受ける打撃が大きい。
原発のある地元住民の原発事業における雇用は大きいので、無くなる事で
地元民の生活が出来なくなる。

とかでしょうか?

国防的な視点から原発は必要。
(原子力発電の技術と衛星ロケットの技術があれば核ミサイルを保持しているのと
同様だから)
なーんて言うのもあると思いますが。

<反原発>

反原発の意見はあえて上げる事は無いでしょうかね。
福島を見れば分る様に、何かあった時には取り返しのつかない様な被害が出てしまうし、
そもそも人間がコントロールできるレベルには無い。
10万年とも言われる程の長い期間危険であり続け、処理が不可能な高レベルな
放射性廃棄物を生み続ける。
利権に絡むダークサイドが見逃せない。
等々、ここで上げる必要は無いくらいメジャーな話かと思います。

つまり、どちらの道にも解決しなければいけない問題はあると言う事です。
これは国レベルで話を決める内容である事は明らかです。

その答えを出すキッカケに、デモも必要なんだと思います。

しかし60年代の日米安保デモ(総数17万人とも言われる)を考えると、
何人集まろうと政府は自らの方針を変える事は無いかもしれません。
今でも日米安保条約は続いているし。(沖縄での問題は大きいけど、
今となっては反対の人は少ない?)
それは反安保の時を経ても、その後の自民党の政権基盤が揺らぐ事は無かった事も
原因の1つだと思います。
もしも本当に日米安保反対!が時の民意だったのならば、
民主主義は死んでいた事になります。

それを教訓にすると、反原発を成し遂げるには原発推進を変えない現政権を
与党の地位から引きずり下ろし、原発推進の議員を選挙によって落選させ
脱原発の政権を作ると言う形を取る。

それが民主主義。

今回のデモが大きく広がる事の意味は一番はそこにある様な気がしています。

多くの国民が、今の政治のやり方にNOと言う態度を示し、それを見た国会議員達が
その事を強く意識する様になり、次の選挙の時に現実的で実現可能な脱原発の意見を数多く出させ、
国民がその中から選択する。
次の選挙の時に「誰も入れるヤツいねーよー」にならないように、今から全議員に
プレッシャーを与える。

そして脱原発依存の決断が本当に正しいのか?はこれからも国民全体が話合い、
意見し合う。

脱原発やデモに否定的な方も多くいるでしょう。
脱原発側にも信じがたいデータや意見を出す人もいます。
ファッションだ!ブームだ!放射脳だ!と揶揄する意見もあります。

それでもインターネットが発達している現代は民主主義が行いやすくなってると
感じています。
「動員の革命」や「一般意思2.0」みたいな感じでしょうか。
この先にはインターネットを使った直接民主制=議会制民主主義の終了も起きるかも!?

僕はこのデモの流れは「民主主義の発動」と捉えて理解しています。

革命と言う声も聞こえますが、これは革命では無く、当然行われるべきの民主主義。
民主主義はアフリカでのアラブの春やビルマ(ミャンマー)の様な所ばかりでは無く、
民主主義国の日本においても意識して行動しない限り行われない、与えられて約束された
モノでは無いんですね。

一部の人間、権力を持つ人が好き勝手に判断し強行する事は民主主義と対極にある行為、
僕はそれに反対します。

このデモの動きの先にある、僕の考える最終の目的は「選挙」、国民の選択による
「脱原発依存」です。

まずは「消費税」や「小沢一郎」、政局や霞ヶ関にしか意識が向いていない様に見える
野田首相に4万(1万?)人以上の国民の声に政府は答える義務がある事を
思い出して頂きましょう。

金曜日の抗議のデモはこれからも続いて、更に広がっていくかもしれませんね。

2012.06.19 ダウンロードもうすぐ終了  =TAKESHI=

AA= AiDのWe’re not aloneのフリーダウンロードを始めて1年が経ち、
いよいよ配信終了の時が近づいて来ました!

沢山の人に協力頂き、沢山の人に復興支援の募金をして頂きました。

ありがとうございます。

まだまだTシャツでの支援は続けて行きますが、ダウンロードは今月までです。
ダウンロードしたい人はお早めに!

そして引き続き、復興を支援する行動を皆で続けて行きましょう。

2012.06.11 1stシングル!  =TAKESHI=

AA=として初めてになるシングルのマスタリングが終わり完成しました!

今まで出して無かったんだね。
気づかなかったです。
確かにPEACE!!!はデジタルシングルでした。

と言うわけで初のシングルだけど…ただのシングルではありません!

いやシングルの枠を超えてます。
僕の悪ノリにレーベルも乗ってしまい、作っちゃいました。

でも楽しいと思います。
保証します。

ジャケットの写真は蜷川実花さんに撮って頂きました。
サイコーです。

このシングルだからこそ出来た内容になってるので、ぜひお楽しみに!